BEAMS EYE Sendai, Miyagi

Report

仙台・宮城つくり手を訪ねる

ファッションにとどまらない独自のセレクトが光るBEAMSのレーベルfennica。ディレクターのエリスさん、北村さん、マーチャンダイザーの杉浦さんが宮城県内各地を旅して、魅力ある品々、つくり手に出会いました。
fennicaディレクターが宮城県内を旅して、
多くの「自慢の味」に出会いました。

ソイパスタ・ソイチョコ(JA仙台)

ソイパスタ・ソイチョコ(JA仙台)

「仙大豆」シリーズは宮城県産の大豆・ミヤギシロメを使ったスイーツやパスタ。 東日本大震災の大きな被害から立ち上がり、仙台市東部で生産される大豆で新しい名物を、という思いから開発が進められ、2014年に販売をスタートした商品です。

ミヤギシロメは大粒で甘みが強く、大豆のなかでもワンランク上と評価される品種。実り豊かな宮城を象徴する食材のひとつです。

宮城は有数の米どころであることは有名ですが、大豆作付面積が北海道に次いで全国第2位であるということをJAの方から聞いて一同は驚き。

ソイパスタ・ソイチョコ(JA仙台)

シリーズの中からfennicaがチョイスしたのは、香ばしく炒った大豆にチョコレートをコーティングしたソイチョコのホワイトとソイパスタ。大豆100%のパスタは小麦の麺に比べてカロリーや糖質が低くて高タンパク、食物繊維がたっぷり含まれている、身体にうれしい麺です。

パッケージもとてもかわいらしいと、エリスさんはニッコリ。
のびにくく、ソースが絡みやすいので、鍋の〆やさまざまな料理にも活用できそう。米どころならぬ、大豆どころ仙台の新たな土産として大注目です。

花兄園マヨネーズ・花たまご(花兄園)

花兄園マヨネーズ・花たまご(花兄園)

「ほぼ毎日口にする卵だからこそ、安心して食べられるものを作りたい」という思いのもと、こだわりの飼育環境で育てた卵を扱う花兄園。
飼料には遺伝子組み換え作物は一切使わず、良質の魚粉やきな粉なども与え、極力ストレスを排除した良質な環境で育てた鶏から産まれた卵のおいしさで支持を集めています。

その卵を使ったマヨネーズやプリン、焼き菓子など、加工食品もさまざま販売。そのどれもが卵の深い味わいが楽しめると評判。

花兄園マヨネーズ・花たまご(花兄園)

花兄園の卵はなんといっても黄身の旨みが抜群でいやな生臭さがないのが特徴。そのおいしさはたまごかけご飯にや半熟たまごでストレートに楽しむのがおすすめです。

北村さんが「たまごの味がどっしり、しっかり感じられて本当においしい!」と絶賛するのは自慢の卵と一番絞り菜種油、酢を使ったマヨネーズ。化学調味料は添加されておらず、マイルドでコクがあるのにさっぱりしていて、どんな料理にも合います。

カレー各種(にしき食品)

カレー各種(にしき食品)

カレーをはじめ、スープやパスタソース、おかゆなど90種類にもおよぶ自社ブランドのレトルト商品を手がける「にしき食品」。

レトルトとあなどるなかれ。
使用する素材はもちろん、パウチにもこだわった商品は、レトルトの概念を覆すこと間違いありません。工場をひとめぐりさせてもらった一同はそのおいしさの秘密に納得の一言。

カレー各種(にしき食品)

「にしき食品」のカレーはすべて化学調味料や香料、着色料無添加。

「無添加にこだわっている訳ではないんです。本当においしいカレーを作るために色々試行錯誤して、その行きついた先が無添加なんです。」と語るのは自社ブランドの商品開発に携わる営業部長斎藤さん。
食材の産地に赴いたり、スパイスやハーブの調合、レシピに研究を重ねるなど、そのおいしさの追求には余念がありません。

カレー各種(にしき食品)

「とにかくレトルトとは思えないクオリティで、インド料理屋に負けない味」とエリスさんが惚れこむのはインドカレーシリーズ。二人が住んでいるロンドンはインドやネパールなどの料理が安くおいしく味わえるレストランが多く、自身もよく足を運ぶのだそう。
さまざまなカレーを食べてきた二人でも、思わずびっくりの本格派です。

今回のイベントではインドカレーシリーズ全32種がお目見え。一度味わうと、スパイスの魅力にとりつかれ、きっと全種類試してみたくなるはずです。

あられ各種(みやぎのあられ)

あられ各種(みやぎのあられ)

「みやぎのあられ」は自社の田んぼで育てた白くてコシの強いもち米・みやこがねを100%使用したあられを製造販売。生育に適した亘理町の土壌で採れたもち米のおいしさがダイレクトに味わえると宮城県内にもファンが多いあられです。

その工程はほとんどが手作業。昔ながら製法を守り、家族一丸で丁寧にあられづくりを行っています。

あられ各種(みやぎのあられ)

一般的に、あられのもととなる生地を乾燥させる際、熱風で乾燥させているところがほとんどですが、みやぎのあられではビニールハウスの中でじっくり天日干し。

機械を使えばあっという間の作業なのに、手間を惜しまずゆっくり干すのはもち米本来の風味や旨みを閉じこめるため。均一にムラなく乾燥されるよう、時おりひっくり返しながら水分を飛ばしています。

あられ各種(みやぎのあられ)

焼きたてのあられを試食させてもらいましたがお米の甘さ、香りが格別です。「みやぎのあられ」は味付けにもこだわりあり。県内産の醤油や味噌、海苔、バターはじめ、産地を厳選した素材を使用しています。

エリスさん、北村さんのおすすめはパンチが効いた、ほやあられ。宮城の珍味である三陸産のほや独特の香りが、お酒のアテにもぴったりです。

ほの香

ほの香

仙台郊外の静かな住宅街にある「ほの香」は自家焙煎のコーヒーやスイーツに定評があるカフェ。イギリスのアンティーク家具を配した店内に、入り口に置かれたロースターで焙煎するコーヒーのいい香りが漂います。

焙煎を手がけるのはコーヒーの深い知識と技術を有するコーヒーマイスターの資格をもつ若き店主・高橋周平さん。その確かな腕で厚い信頼を集め、仙台市内の飲食店からオリジナルブレンドの製作を頼まれることも多数。

ほの香

厳選した産地から仕入れた豆は欠けや虫喰いなとの欠点豆を丁寧にハンドピックして取り除いてから焙煎機へ。「ほの香」では豆のコクが力強く出る直火焙煎を採用。

「同じ豆、同じ焙煎機を使っても、焙煎する人によって味が変わるんですよ。」と語り、煎りムラが出ないよう、火の加減を調整しながら焙煎することで、豆が持つ個性を引き出していました。新鮮な香りと味を楽しんで欲しいと、店頭で販売するのは焙煎してから3日以内のものだけというこだわりも。

ほの香

イベントでは専門店の味を気軽に味わえるドリップバッグを3種セットで販売。オリジナルブレンドの「伊達の琥珀」はメキシコ、イエメンなどの豆を、「杜の雫」はブラジル、ニカラグアなとの豆を使用。「タイ オリエンタルファズ」はタイ北部の農園で、完全無農薬で栽培された豆を使用したシングルオリジン。店主高橋さんも実際に農園に足を運び、その品質と味に太鼓判をおす一杯です。

新鮮なうちにパッキングされたコーヒーの芳醇なアロマを自宅で楽しんでください。

有機米(仙台たんの農園)

有機米(仙台たんの農園)

豊かな仙台平野の中心にある「仙台たんの農園」は有機の米や野菜などを栽培する農家。栽培中はもちろんのこと、植え付けする2年以上前から田畑に禁止された農薬や化学肥料を使用していないことなど厳しい条件をクリアし、仙台市で初めて「有機JAS」認定を受け、こだわりの米を育てています。

手間もコストもかかる有機米栽培ですが、「安心・安全なお米をたくさんの人に食べてもらいたい」と語る生産者一家。その真摯な米づくりの姿勢に一同は心打たれました。

有機米(仙台たんの農園)

現在、ひとめぼれやつや姫、ミルキークイーンなど6種の米を育てる「仙台たんの農園」からfennicaがセレクトしたのはササニシキの後継品種「東北194号」。粘りが少なめでやわらかく、あっさりとした味わいのこの品種は今後、エース級のお米となることが期待されています。精米済みのものはもちろん、安心して食べられる有機米だからこそ味わって欲しい玄米も販売。

まだ広く出回っていないので、都内ではなかなかお目にかかれません。宮城生まれの注目品種、ぜひお試しください。

くじらもなか(くじらもなか本舗)

くじらもなか(くじらもなか本舗)

宮城県の牡鹿半島周辺はかつてくじら漁で栄えたエリア。
現在は捕鯨が制限されてしまいましたが、その歴史や思い出を残したいと作られたのがくじらもなか。

一度見たら忘れられないその愛らしい姿もさることながら、中にぎっしりつまった餡のおいしさも格別。毎日丁寧に仕込まれる餡は保存料や香料、着色料無添加のやさしい味わいです。
「一度冷凍してから食べるのもおいしいんですよ」と試食させてもらった冷やしもなかのおいしさにもびっくり。

くじらもなか(くじらもなか本舗)

9種ある餡のうちから、イベント「BEAMS EYE Sendai,Miyagi」ではエリスさんと北村さんがチョイスした小倉、青のり、味噌、抹茶、ずんだの5種をセットで販売。

仙台の名物である枝豆の香りが豊かなずんだをはじめ、磯の香りとと白餡の甘じょっぱさがベストマッチの青のりはぜひ試してもらいたい味。一度食べるとクセになること請け合いです。かわいくって、日本茶にもコーヒーにも合う味わいのくじらもなかはちょっと気の利いた手土産としても喜ばれそうです。

仙台駄菓子(熊谷屋)

仙台駄菓子(熊谷屋)

仙台駄菓子を製造する「熊谷屋」は元禄8(1695)年創業の老舗。320年続く歴史を今に伝えています。

店頭に並ぶのは穀類や水飴、黒砂糖などを使ったシンプルで素朴な菓子。駄菓子といえど、店頭に並ぶ種類の多さにエリスさんと北村さんはびっくり。20~30種類もの駄菓子は形も色もさまざまで、選ぶ楽しみもあります。昔ながらの製法を守り、丁寧に手作りされるその味は、仙台を代表する土産のひとつです。

仙台駄菓子(熊谷屋)

古くから大衆的なお菓子として愛されきた仙台駄菓子。
時代が変わった今も、「普段遣いのお菓子として気軽に楽しんで欲しい」と店主の熊谷さんは語ります。決して華やかさはありませんが、一口食べると穀物の香りやおいしさ、やさしい甘さが口いっぱいに広がる駄菓子をぜひお茶のおともにどうぞ。

ピーナッツの香り豊かなまころん、こうせん粉のねっとりとした食感のうさぎ玉、さわやかなハッカなどが入った詰め合わせは贈り物としてもぴったりです。